分かり合えないのは悪いことだと思っていた。
勘違いが良くないことだと思っていた。
だからいろんなことに慎重になって、必要以上に考え込んだ。
分かり合おうと、分かち合おうと。
でも、そうして帰ってきたのは、裏切りと悲嘆、そして…誹謗だった。
悲しんだ。苦しんだ。泣いた。嘆いた。
ただそうしているだけじゃ何も変わらないのは分かっているのにそれをした。
もう、こんなのはイヤだ。そう思った。
しばらくの間、人から逃げてた。
意味の無いこととは分かっていても、裏切りが怖くてずっと逃げてた。
そんな時に、外界へと赴いたのは単なる気まぐれ。
それでも、そこでの人とのふれあいで、考えは変わった。
――分かり合わなくても良いんだ、勘違いしても良いんだ――
それが、人が人たらしめている証拠なのだから
途端に何か書きたくなったので
うひょほ。
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