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支離滅裂なことを書いてるただの自己満足ぶろぐ。 中の人は基本痛いです
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戸之
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非公開
職業:
学生
趣味:
作曲、落書き、睡眠、TRPG、創作
自己紹介:
痛い人



メアド及びスカイプID晒し
文句、呪い等が用途
正しウィルスは却下

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スカイプID:monoris6(表示名は基本的に殿)

※話しかけても基本反応ありません。
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あれだ



セッションログとセッション時の雑談ログ見てて思ったけどさ


別にクライネが悪いわけじゃあなくね…?

寧ろ悪いのは俺の出目であって。
その証拠にフレイのときも1ゾロ連発したし


まあ、エルフでファイター+フェアリーテイマーはそう捨てたもんじゃない、と思ってる
俺TUEEEEEEはレベル的にきついしどうしてもフェアリーテイマーのレベルの方が上になるし(範囲魔法使うならね)
なんともいえない微妙さが好きだ。うん。


続きの方はリーダー戦の改ざんしたやつ。
本編公開するときはこれに演出付け加える予定。というか書いた奴を少し削っただけ。だからほぼ本編なんだ。
ネタばれを覚悟した上でお読みください。あとドレイクとの戦闘は全編カット。

 ラックとクライネはお互いの剣をぶつけあった。かたや片手剣…それもレイピア、かた
や両手剣。力の差は歴然としていた。クライネは押し負け、吹っ飛ばされる。…そのお陰
で、ソフトレザーの上をラックの剣がなぞっただけで済んだ。もし吹っ飛ばされなかった
ら、今頃真っ二つだろう。
「どうした、お前の力を見せてみろ!」
「うるさい、言われなくても見せてやる。俺がお前を倒すところをな!」
「さあ来な!」
 軽い身のこなしで立ち上がり、クライネはラックに向けて魔力を帯びた剣を振るった!
 それはラックの肩当をバターのように切り裂き、ラックの左肩に軽い切り傷をつける。
「腕を上げたじゃないか、それとも運か?」
 からかうように、ラックが言った。
「うるさい、あんたと一緒にいた頃の俺とは違う!」
 …おかしい、そうクライネは思った。今のは完全に肉を切った感触があった。なのに何
故あいつは軽い切り傷だけで済んだんだ?
 だが、ラックはクライネに考える余裕を与えずに攻撃してくる。それをすばやい動きで
クライネはかわし、ラックにもう一度魔力を帯びた剣を振るう!
「何度も同じ手が通じるか!」
 逆袈裟に振られたその剣を、ラックは身をねじってかわし、クライネに足払いをかける。
クライネはそれをジャンプしてかわし…。
「甘いな!」
 ラックの攻撃をまともに受ける。激しく血を噴き出し、クライネはその場に崩れる。ラ
ックはゆっくりとクライネのほうへと歩いていき、剣をクライネの頭に押し付けた。
「まだまだだな、クライネ。一人で戦おう何て無茶なこと言い出したのはまずかったな。
それとも、お前と稽古してたときの俺が全力だと思ってたのか?」
 次の瞬間、ラックはクライネの姿を見失った。どこだ、どこへ消えた。そういう間もな
く、後ろからの空を切る音に気が付く。
 切り上げられたその魔力を帯びた刃を、クライネは鞘に収める。
「どういうつもりだ?」
 小さな声で、クライネは妖精語で何かを唱えていた。
「妖精たちよ、お願い…」
 クライネの首元…マントの下から宝石が光る。首元に六つの宝石、背中にあるレイピア
の鞘の、背中と接している面から六つ。そして、見る見るうちにクライネの傷は癒えてい
く。
 ラックは唸った。どうやら、戦士としての技能よりも、妖精使いとしての技能の方がこ
いつには向いているらしい。妖精使いとして、クライネは見違えるほど成長していた。
 だが。
 それでラックは納得いくほど馬鹿ではない。無能ではない。クライネの本当の実力を見
なければ、ラックは納得できない性質だった。
「どうして攻撃しなかった?」
「いや、少し驚いてな。気を悪くしたのなら謝る。そんなつもりはなかった」
「そんなことはどうでもいいか。じゃあ、もう一回いくぞ」
「来い!」
 クライネはラックに魔力を帯びた刃を袈裟懸けに振り下ろした。それを横に飛んで避け、
ラックは反撃に片手で切り上げる!
 それを身をねじって避け、クライネは妖精語で呪文を唱え始めた。その時クライネは足
をひねり、地面に転んだ体制になったが、そのまま流れるように左手を前方に出した。
「切り裂け、風の刃!」
 かまいたちがラックを襲った。しかし、体制が少し不十分だったからか、狙いがずれた
からか、それはラックのこめかみを掠める程度で収まった。
 すかさずラックの反撃!
 クライネはそれを横へ転がって避け、その勢いで立ち、ラックへと突進する!
 そして、再び二人は組み合った。
 押し負けることなどわかっていたが、クライネには考えがあった。
「お前、魔法の腕が上がったな!」
「そりゃどうも!」
 両者の力の均衡が破れた瞬間、クライネは体制を低くして、左足を軸に右回転しながら
剣を振るった!
 それはラックにしてみれば完全に意表を衝かれた攻撃だった。それを避けきることがで
きず、ラックはクライネの攻撃をまともに食らった。着ていた金属鎧の一部は抉り取られ、
その金属鎧がはじけとんだことによって、その部屋に砂埃が舞った。
 砂埃が収まったことによって、ラックの姿が見えてきた。そして、完全に砂埃が収まっ
て、ラックの姿を完璧に視認できるようになった。
 …傷一つ付いてはいなかった。そういえば、と、クライネは思い出していた。肩当を斬
ったときの感触と、胴部分を斬ったときの感触。それらは同一のものだった。まるで、甲
殻類の殻を木の棒で殴ったときのような…。
「お前、練技が使えたのか…?」
「ん、ああ。使えるな」
 練技。それはこの世界に存在する魔法の源…マナを使って、自らの身体を変容させる技
術のことである。主に戦いを有利にするための練技が使用され、戦闘以外の目的で使われ
ることは希である。
 その練技を、ラックは使えたのだ。
「ま、ばれちゃ仕方がないな。どうやら俺の後ろの奴らも半分くらいやられちまったみた
いだしなあ。そろそろ本気出すか!」
 そう言って、ラックは意識を集中させる。一瞬、ラックの身体からオーラのようなもの
が立ち上り、それが消えたと思ったらラックの筋肉が膨張した。複数の練技を同時に使用
したのだ。
「何!?」
「さあ来い、さっきの礼をしてやるよ!」
 ラックは自分の背後にいる三人…ディスティル、オウル、トーマスに言った。三人とも
ドレイクを倒すまでにかなり消耗したらしい。全員息が上がっている。…トーマスは馬に
乗っているためそうではなかったが。
 三人はラックに向かっていった。ディスティルの攻撃は避けたが、オウルの尻尾に打た
れ、トーマスの振り下ろした槍は彼の頬を掠めた。
 そして、ラックの反撃。
 ラックは剣を両手に持ち、三人を薙ぎ払った。それは三人の急所を衝いた攻撃だった。
 衝撃と痛みで、オウルとディスティルは吹っ飛んだ。
 背後からクライネが斬りかかる。その攻撃を避けきれず、ラックはクライネの攻撃をも
ろに受ける。ラックの背中から血が噴き出す。この機を逃すまいと、トーマスは槍を突き
出す。しかし、その槍は狙いを外した。
「おお、お前もやるようになったな!」
 背中に痛みを感じながらも、ラックはトーマスとクライネに攻撃した。正確すぎるその
狙いを、トーマスの馬とクライネは避けきれなかった。トーマスに目立った外傷は無かっ
たが、バランスを保てず馬から転げ落ちた。受身は取ったが、転倒のダメージでふらふら
になっている。
 クライネはその攻撃に、体力の多くを持っていかれた。
「くっ…、強いなあ。確かに俺はまだまだだよ。あんたにゃ敵わない。だけどさ…!」
 度重なる攻撃による衝撃で、クライネはよろめく。直接食らったのはたった二撃だった
が、その二撃は重かった。クライネ一人の身体で受け止めることなどできないくらいに。
 ディスティルとオウル、トーマスはラックに再度向かっていく。何度吹っ飛ばされよう
と、何度攻撃がかわされようと、彼らは向かっていった。
「俺だって…、俺だってなあ…!」
 妖精語での詠唱が、その部屋に響いた。首元のマントの下と、レイピアの鞘から合計十
四個の宝石が輝きだす。赤、青、緑、それぞれの色が競演し、やがて白色の光へと変化し
ていく。
「そんなあんたを倒さなきゃいけないんだ!」
 クライネの手の平に人間の顔くらいの大きさの光弾が出現する。クライネはそれをラッ
クに向けて思い切り撃ち出す!
 その弾はクライネの手を放れた途端に膨張し、ラックを超える直径を持つ弾へと変化し
た。それは真下の砂を左右に吹き飛ばし、光の奇跡を残しながら砂煙を巻き上げ、真っ直
ぐにラックへと向かう!
 ラックは横から迫る光の弾に気付いた。だが、それをあえて避けようとはせず、両手で
受け止めようとする。この光の弾は、術者であるクライネが制御する。つまり、クライネ
自身をどうにかしない限り、ラックに当たるまで追い続けるのだ。
 ラックの剣と光の弾が接触する!
 両者の力は一歩も譲らず、均衡状態に陥る。お互いがお互いの力を圧して圧されて、そ
の均衡はラックの周囲に誰も近づけないほどの余波を放っていた。
 そして、その均衡が崩れ始め、徐々にではあるがラックが圧され始めた。
 光の弾がラックを飲み込み、爆音と共に光がドーム上に広がっていく。白から赤へ、赤
から緑へ、緑から青へ。目まぐるしく変化する光の色に、ラックは徐々に包まれていく。
「よくやったな、クライネ…。これで俺の心配事は無くなったよ…」
 光に包まれ見えなくなっていくラックが呟いた言葉は、クライネには届かなかった。
 白、赤、緑、青、と目まぐるしく変化するドーム状の光は、その中心から天へと昇るよ
うに光が伸びていき、それは別の、色の激しく変化する光が螺旋を巻いてその光と共に天
へと昇る。
 ドーム状の光の中心から、放射状に光が伸びていく。それは辺りを回転しながら伸びて
いき、光のドームはその色を薄くしながら更に広がっていく。
 部屋全体が淡い光に包まれて、光はやがて霧散し、この目で見える景色は元の部屋に戻
った。
 ラックは静かに地に伏せていた。それを確認するや否や、クライネも同じように地に伏
せた。
 既にドレイク四匹は倒されていた。
 ここに、彼らの一つの試練は終わった。

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