自分では「夢のため」「家から離れたかった」等というが、実際はそうではない。
彼が12歳の誕生日を迎えた日、彼はこっそり神殿を抜け出し、家へと帰っていた。
だが、その先に見たものは、血の匂いの漂う凄惨な光景だった。
風に乗せられその場を過ぎ去っていく血の匂いと、肉の腐った匂い。
屋敷の中を探し回っても、誰もが殺されていた。
しかし、両親と許婚だけはどこを探してもいなかった。
許婚の部屋には「ダルクレムの使徒」、両親の部屋には「第二の剣」と血で殴り書きされていた。
彼は「この惨劇を引き起こしたのは蛮族だ」という結論に達し、旅に出た。
それ故、蛮族退治を率先して行おうとする。
普段は明るい笑顔を絶やさないようにしているが、時折彼の顔を歪めるのはそうした出来事の所為かもしれない…。
名前:アルビア・J・ヘストレーダ
概要:
イグニスを手に入れようと目論む一人の男。種族はナイトメアで、ドワーフ育ち。
特徴:
漆黒の鎧、黒髪と、黒ずくめである。
赤い目を持つ。
頭にバンダナを巻いてはいるが、それは角を隠すためではなく単純にファッションのため。
それ故角はむき出しになっている。
詳細:
グレンダールを信仰する神官戦士であり、大剣を振るう、破壊者としての性格が強い。
根っからの戦闘狂であり、自らを高めていくうちに冒険者レベルが15に到達、始まりの剣を求め始める。
やっとのこと、イグニスの迷宮を見つけ出すが、収穫は得られず仕舞いだった。(彼が魔剣の迷宮の情報を手に入れた直後にヴァニラがイグニスに触れた)
グレンダールを信仰してはいるが、その性質は蛮族のそれと同質であり、他の神官からは危険視されていたが、だからといってどうされるわけでもなかった。そのためか、彼は蛮族たちには一目置かれるどころか、彼が蛮族を使役する立場にあるようだ。
ナイトメアの異貌に対する嫌悪感は全く無い。
フレイの両親とは昔の仲間であり、フレイの父親はグレンダールの最高司祭であったが、アルビアが始まりの剣"イグニス"を求めていることを知りそれを止めようとし、アルビアは彼を殺そうとしたが返り討ちに遭い、その復讐として、フレイの母と許婚、そして彼を除く彼の家の人間を皆殺しにした。フレイの母と許婚は何処かに幽閉されているようではあるが、蛮族に処置を任せたため、死んでいる可能性もある。フレイの父は現在アルビアを追って旅をしている。
「第二の剣」とはイグニス、「ダルクレムの使途」とはグレンダールの神官でありながらイグニスを求めるアルビアのことを指す。
現在は隠蔽されたイグニスを探している。
彼がイグニスに執拗にこだわる理由は恐らく、「破壊者としての矜持」だろう。
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