シーン:「従者と~」のメンバー、ディスティル・ロッドとザイアの神官との会話
シチュ:とある依頼の最中、ザイア神官がディーに話しかけました。
時期:アム連邦を訪れてから開拓村での一件まで。
ザイア神官:…なあ、ナイトメアがどうして生まれるか、知ってるか?
ディスティル:聞いたことはあるが…、どうしてそんなことを? 神官だろ、あんたは
ザイア神官:…いたんだよ。昔の仲間に、あんたによく似た、乱暴者で憎まれ口叩いて、それでいて一番現実見据えて生きてたやつがな。
あんただって、ナイトメアなんだろ。じゃなきゃ、寝るときにまでバンダナ巻かないよ
ディスティル:買いかぶりすぎだ。俺はそこまでお人よしじゃない。
ま、確かに俺はナイトメアだ。しかも、同じ神を信仰してるやつらに排斥された、な
ザイア神官:そいつも、俺と同じザイアの神官だった。生まれ持った穢れの証の所為で、神殿内ではそいつの立場は無かった。
表立ってナイトメアを排斥しようとする連中こそいなかったが、それでも、神殿内に居ついてたんじゃそいつを取り巻く状況が良くなることはなかったよ。
だから旅に出ようって誘ったんだ。そいつを取り巻く環境を変えるために、そいつ自身が変わる為に。
でも、そいつは一年前に死んだんだ…
ディスティル:生き返らせることは出来なかったのか?
ザイア神官:ばかいうなよ、元々穢れを持ってるやつだぞ。元々忌避される存在だってのに、それに拍車をかけてどうするよ?
ディスティル:それもそうか
ザイア神官:でも、そいつは俺の記憶の中で生きてるんだ。そして、俺に力と意志を与えてくれてる
ディスティル:…よくわからないな
ザイア神官:誰もわかってくれとは言ってないさ。ただこれだけは言いたい。
ナイトメアってだけで、穢れを持つってだけで遠ざけられる人を、俺はもう見たくない
ディスティル:なにかっこつけてるんだよ
ザイア神官:何?
ディスティル:ナイトメアだろうがなんだろうが、嫌われるものは嫌われるんだ。それは生まれの所為でもなんでもない、ただの運命だ。なるようにしかならないんだよ
ザイア神官:…そうかもしれないな
こんなこと考えてるからどんどんプロットが肥大化してくんだ。そうに違いない
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