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支離滅裂なことを書いてるただの自己満足ぶろぐ。 中の人は基本痛いです
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戸之
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作曲、落書き、睡眠、TRPG、創作
自己紹介:
痛い人



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※話しかけても基本反応ありません。
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気分と眠気によるリミッターの解除具合によってカオスができあがる。

途中までシリアス一辺倒だったのに一発でそれを崩壊させるトーマスクオリティ。

小さな妖精の受難曲

ここに、一人の神官あり。

そのもの、忌み子として生まれ、それ故に迫害を受け、それでも今生きている。

そのもの、この迷宮にて、自らに課せられた運命を知る。

「俺か…。俺の名なんて、お前が知ったところで何になる」

”二つの神の声を聞くナイトメアの神官”……

「お前に課した呪いの刻印は、刻一刻とお前の中の穢れを増幅させるのだ。この俺を倒さぬ限りはな」

倒す。敵を。

それは、その行為は人族として、それとも蛮族として…?

「お前が生きたいと願う度、お前に刻んだ刻印が血を求めて騒ぎ出す」

そのものの命運尽きたかに思えたとき、一つの可能性がまた生まれる。

「お前はもう分かっているはずだ。お前が人族として生きていくことは、もはや叶わぬこと」

生きるために人を捨てるか。人としてあるために命を捨てるか。

「俺は…、俺は……ッ!」

究極の選択を、そのものは強いられる。



…研ぎ澄まされた刃が、切り裂くものは自分か、それとも……?





小さな妖精の幻想歌

そのエルフの少女は見てしまった。

仲間が変貌したその姿を。禍々しい悪鬼の姿を。

「もうやめろディスティル、勝負は付いただろ!」

少女の呼びかけにも応えず、ただ破壊のみを重ねる悪鬼。

耐え切れず、少女はその身を挺して悪鬼を止めに入る。

「違うよメイル。これは、この顔は…」

悪鬼の拳が少女を穿つ。殴られて、殴られ続けて、それでも少女は引く気を見せない。

「仲間を想う、男の顔だ」

少女の声が、悪鬼に届く。

そうして退けた悪鬼と、自ら退いていく竜人子爵。

その下の層の最深部で、少女は忘れ得ない二人と相対する。

「クライネ、君は守りたいものを守れるだけの力があることを、俺たちに示すんだ」

少女は、まだ完全に立ち上がれたわけではない。まだ歩き出せたわけではない。

「行くわよ、クライネ!」

だから、その二人はその背中を押すために現れた。

「……行くよ。父さん…、母さん…」



…過去が、希望を生み出すとき。




小さな妖精の賛美曲

その迷宮の最深部。そこに、その魔剣は佇んでいた。

ただ一人、何者も辿りつくこと無しに。何千年。

しかし、そんな時は既に終わりを迎えようとしていた。

「我輩の試練を乗り越えしそなたらに、今一度、最期の試練を与えよう」

それは、自分の幻影。それが、最期の試練というのか。

エルフの少女の幻影は、執拗に少女の心に揺さぶりをかける。

「あんた、何にも分かってない。あんたにもとっくに、今私が使ったような力があるはずなのに、それを使おうともしない」

「要するに応用力が無い、って言ってんのよ。ちょっと考えればすぐに出来ることなのに、あんたは考えることをしていない。妖精とだって、あんたは深いところで理解しあってない」

「あんたはそれを否定してるけど、本当はドジなのをいいことに考えることを放棄してたんじゃない。それだから…」

「あんたは私に勝てないって言ってるのよ!」

その男の幻影は、自らの「基」に戦いを説く。

「戦いはなあ、爽快感溢れる、命と命の削りあいなんだよ。同時にそれは、自らが生きながらえるための手段だ。そこに他人の入れる余地なんかありはしねえ」

「逃げるなよ、正直になろうぜ。お前にもこの刻印があるじゃねえか。俺たちは全く同じ存在。だったら、俺の考えがてめえのなかにもあるはずだろうが!」

その少女の幻影は、何のために戦うのかを問いかける。

「ねえ、考えてみて。あなたが戦うのって、何のため?」

「どうして、こんなところにいるの?」

「生きるために戦うっていうのは、おかしくないかな。だって、都会に暮らしていれば、ずっと安全な生活が出来るのに。何でわざわざ自分から危険な場所に行くのかな?」

その人造人間の幻影は…真剣勝負を持ちかける。

『あなたが私と同じ存在ならば、私の考えていることが、あなたには分かる』

その人間の幻影は…。

「ピラー二刀流振り下ろしクリットオンラインこわい><」

「><」

「よけられないしぼくもう\(^o^)/オワタ」

そのエルフの幻影は…。

「…そう、ミラージュ。あなたには私がお見通し、というわけね」

それぞれの感情が交錯し、そして…。

「ここまで来たら何も言うまい。我輩が直々にそなたらの相手をしよう」

「さあ、我輩を打ち倒してみよ!」



…その魔剣を手にするのは、誰なのか。



…その答えは、風の中に消え行く。

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