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支離滅裂なことを書いてるただの自己満足ぶろぐ。 中の人は基本痛いです
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ついにやってきました最終章。

今までよりも更にボリュームアップして、物語はクライマックスを迎えます。


蜃気楼の剣が作り出した迷宮へ挑戦するディスティルたち。

数々の苦難を乗り越え、遂に彼らは蜃気楼の剣と対峙します。

果たして彼らは、剣の生み出す試練を乗り越え、蜃気楼を掴むものとなるのでしょうか。

彼らの行く末に待つのは、何なのでしょうか。

全ての答えは、今ここで明かされます!



…いや、特に深い意味は無いんだ。

展開としては、今まで思わせぶりなことをしてきたレフォーナさんの過去語りから始まり、徐々に明るくなっていく、というのを想像している。

構成として、0~1節がレフォーナさんメイン。2節がクライネ、3節がディスティルたち、4節が最終結線、5~6節がエンディング。

レフォーナさんの辺りがどうしても暗くなってしまうけど、仕方ないよね。

あと、一部描写はあまりにも「見せられないよ!」なんでカットしてる。原版読みたきゃ申告せい。



 記憶。
 陰惨な記憶。
 忘れてしまいたい記憶。
 消したい記憶。
 だが、自分がそれであると言う事実は消えない。
 彼女は、忘却と隠蔽の狭間にある事実に付きまとわれたまま、そこから動けないでいた。
 今もまだ、その苦しみからは解放されずにいる。…彼女が生きる限り、それは消えない痛みでもあった。
 過去は消えない。
 三百年前、彼女は少女だった。その時に見た、凄惨な光景。血と肉、そして剣や槍、銃弾や矢が踊り狂って、混沌を作り上げていた。
 過去は消えない。
 三百年前、そこに彼女はいた。吸血の悪鬼に見初められ、不気味なほど白い肌と魔神のように伸びた手と爪に抱かれ消えていった、幼き日の彼女。
 過去は消えない。
 三百年前、彼女は悪鬼の城へと幽閉された。…そこで受けたのは幼き日の彼女には到底耐えられそうも無い仕打ち。鈍く光る鋭い牙に皮膚を傷つけられ、体中の血が何かと混ざり合っていくような感覚、そして、身が張り裂けそうな思いと喪失感…。
 過去は消えない。
 三百年前、彼女は救い出された。それは五人組だった。一人は大剣を持った戦士。その鎧には“太陽神”ティダンの聖印があった。一人は銃士。魔法使いらしき二人に、残る一人は小剣を持った戦士。
 その五人に打ち倒され、大剣に切り裂かれた悪鬼は香灰さえ残さず爆散する。そして、魔法使いの一人が少女に手を差し伸べる。
 しかし、彼らはその少女の心を救い出すことは出来なかった。
 …時は経ち、今。彼女はその感覚の一つ一つを覚えていた。いや、忘れようとも忘れられなかったのだ。
 今や、自らも悪鬼の一人。だが…。
 …過去は、消えない。

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