前にも似たようなの載せてたけど色々追加されてたりする。
「虹色のレインディア」における魔法の設定。
書いてもいない話の癖にやたらと設定のみが積み重なっていく不思議。
あ改ざん作業に戻らないと
・魔法とは?
この世界の根幹を成す力、それを応用した技術のこと。
・発動に何が必要か?
10秒以上の呪文の詠唱、またはそれぞれの力を象徴する色のものに「紋章」と呼ばれる、呪文を記すための文字を綴り、解放の言葉を唱える必要がある(「解言」と言う)。
呪文を唱えずに魔法を発動させる技術のことを「詠唱破棄」と言い、紋章を記さずに魔法を発動させる技術を「紋章破棄」、解言せずに魔法を発動させる技術を「解言破棄」という。また、それらのことを総じて単に「破棄」と呼ぶ場合もある。
詠唱および紋章の綴りの長さは各呪文によりまちまちで、中には一時間以上の詠唱を要求する魔法もある。
簡単な呪文であれば、紋章を予め刻んでおくことで解言だけで魔法を行使することができる。これは詠唱破棄や紋章破棄とは違う技術であり、破棄した場合に起こる魔法力の低下は起こらない。
・魔法の発祥
全ての魔法は星魔法から分離してできたとされる。星魔法は、宇宙から飛来した隕石に刻まれた紋章を、星の種族の祖先が神と崇め、様々な場所にそれを刻んだことから始まる。ある時、一人の男が「この紋章は特別な力を生み出すのではないか」と思い立ち、様々な実験を行った。その過程で、宇宙からやってきたものたちとのコンタクトに成功する。彼らは自らを「神の神秘」と名乗った。
「そろそろ我らの存在に気付くころだと思っていた」
「しっかしまあ、勝手に色々紋章をいじくっちゃって。あたしらの力に魅せられたのかい?」
「この星の文明は未だ青い子供のようなもの。子供はいかなるものにでも興味を示す」
「これは試練だ。お前たちに、我らが力、扱えるか?」
男は「セファ・ラ・ジール」という書物を受け取る。その書物には、男がそれまで魅せられていた紋章の何たるか、その発音から始まり利用法までもが記されていた。これが世界中に広まり、現在の魔法技術が発展したものと考えられている。
「セファ・ラ・ジール」によると、「魔法」という術式は「セイラヴ」と言う。術式系統は3つに分かれ、それぞれ「ウリール」、「バルディール」、「ミヒール」と呼ばれ、それぞれ炎魔法、地魔法、星魔法に対応している。光魔法、雷魔法はウリールから、風魔法、水魔法はバルディールから分化してできたものである。
セファ・ラ・ジールを授けたものたちこそ、この世界を作りし神の御使い、「アンゲラス」である。神は自らの力の一部をレインディアの民に授けるべく、星の大陸に紋章を刻んだ隕石を落としたとされるが、現在では「星の種族はアンゲラスそのものではないか」という説すら唱えられている。
元来、レインディアの民は種族ごとの特長の差異は無かったが、時が経ち、セイラヴの技術が分化するにつれて、それぞれのセイラヴに対応した身体が作られていった。現在では混血が進み、また種族ごとの特徴は無くなってきている。
・破棄の条件
詠唱破棄は、使う魔法の詠唱の長さにより難易度を変え、熟練した魔法使いでも詠唱破棄を使うことの出来ないものもいる。基本的に詠唱破棄および紋章破棄はかなり高度な技術で、「これを使えれば歴史に名を残す」とまで言われるほどである。
紋章破棄は、紋章の文を崩したり、または使いたい呪文を象徴する何かを描くことで紋章を綴る時間を短縮しよう、と言うものである。イメージとしては、ある場所に行くときに使うショートカット、といったところか。詠唱破棄と比べ難易度は低いが、様々な状況に対応できる詠唱破棄とは違い、神殿にて紋章破棄の許可を得なければならない等、下準備が必要。そのため、詠唱破棄より使用頻度は落ちる。
また、詠唱破棄した場合の呪文の力は本来の呪文の力より半減するか、それ以上減衰するかであり、基本的に戦闘においては魔法を使うべきでないとされる。
解言破棄は通常行われないが、解言を破棄することで隠密性を向上させる場合がある。
・魔法の種類
レインディアを作りし七つの力、それを利用した魔法は、同じように七種ある。
・炎魔法。進化と破壊を司る力を利用し、戦いにおいて絶大な力を発揮する。
その性質上、最も破棄の難易度が低いとされる。炎の種族が得意とする魔法。
・光魔法。光と闇を司る力を利用する、補助的な役割の強い魔法。
回復から攻撃まで全てを操ることが出来るが、攻撃魔法は軒並み詠唱時間が長い。
光の種族が得意とする魔法。
・雷魔法。引力と斥力を操る力を利用し、稲妻を操る。雷の種族が得意とする。
炎魔法より威力の高い魔法も多いが、詠唱時間が長い欠点を持つ。
詠唱時間の短い魔法は日常生活に使える程度のもので、実戦では扱えない。
・地魔法。命を育み、殺める力を利用し、地の恵みを与える魔法。
身体能力を上げたりする魔法が多く、詠唱破棄の難易度は炎魔法に次いで低い。
地の種族が得意とする。
・風魔法。物質に恵みを与え、奪い去る力を利用する。
地魔法と同じく、身体能力を上げる魔法が多い。詠唱破棄の難易度は地魔法と同等。
風の種族が得意とし、種族自身の俊敏さも相まってかなり強力な魔法となる。
・水魔法。命に活力を与え、全てを飲み込む力を利用する。
水と氷を操り、相手の動きを奪う魔法が多い。水の種族が得意とする。
・星魔法。全てを引き付ける力を利用する、魔法の全てを統括する魔法。
小石を動かすことから始まり、隕石を呼ぶことまで自由自在。
詠唱破棄の難易度が最も高い。
基本的に育った地域や洗礼を受けた場所によってどの力を利用できるかが決定されるが、それぞれの力は深く結びついているものも多いので、擬似的に異民族の技も使えるが、その力は弱まる。
・詠唱破棄・難易度表
詠唱は10秒単位で設定され、長くなればなるほど破棄難易度も上がる。10秒上がるごとに威力減衰率、時間減衰率ともに上昇する。破棄難易度4以降は減衰率70%の場合も追加され、詠唱時間が1分より大きくなると10分ごとに破棄難易度が1上がる。以下、一時間より大きくなると一時間ごとに破棄難易度が上がり、減衰率も上昇する。
|詠唱時間|破棄難易度|威力減衰率|時間減衰率|
|10秒 |1 |50% |50% |
|20秒 |2 |50% |50% |
|30秒 |2 |60% |60% |
|40秒 |3 |50% |50% |
|50秒 |3 |60% |60% |
|1分 |4 |50% |50% |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|10分 |5 |50% |50% |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|30分 |7 |50% |50% |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|1時間 |10 |50% |50% |
・魔法・簡易リスト
分かりやすいようにゲーム的に解説。どっかのTRPGの影響を受けてるけど別に気にしたら負けなんだから!
破棄を行う場合、行使判定の出目から破棄難易度を引く。ただし、出目は2より小さくならない。引いた結果が2だった場合その魔法は自動失敗する。破棄を伴う魔法で威力判定を行う場合、「((被減衰ダメージ)*(威力減衰率))/100」で最終ダメージを算出する。
[レベル] [魔法名] [消費MP] [詠唱時間]
[対象/道具] [射程/形状] [時間] [抵抗]
[概要] [属性] [解言]
[効果]
【炎魔法】
[1] [ヒート・ショット] [3] [10秒]
[1体] [10m/射撃] [一瞬] [半減]
[炎の弾丸を撃ち込み、攻撃する] [炎] [燃えよ]
[「威力0+魔力」点の魔法ダメージを与える]
[1] [フレイム・ファミリア] [5] [30秒]
[術者] [術者/-] [1時間] [なし]
[炎の精霊を呼び出し、使役する] [-] [我が下に出でよ]
[1時間の間戦闘以外の行為判定達成値に+1。効果時間を過ぎると精霊は帰っていく。]
[2] [ブロッサムライト] [2] [10秒]
[物体1つ] [10m/起点指定] [2時間] [なし]
[燭台に火を灯す] [-] [進化の光、炎を促す]
[明かりをつける。炎は対象の周囲10mを明るく照らす。範囲内では視界が悪いことによるペナルティを受けない。使用には燭台が必要。]
[2] [ブレイジングファイア] [3] [20秒]
[術者] [術者/-] [30秒] [なし]
[炎を武器に纏って攻撃力を上げる] [-] [炎渦巻き槍となる]
[威力判定時、一度だけ出目を+1する。補助動作として使用可能。]
[3] [ダイビング] [1] [10秒]
[術者] [術者/-] [3分] [なし]
[炎から身を守る] [-] [炎纏いて盾とする]
[炎属性ダメージを-2する。魔法ダメージの場合、抵抗時半減した後ダメージを-2する]
[3] [ヒート・ブラスト] [5] [20秒]
[1体] [10m/射撃] [一瞬] [半減]
[炎の弾丸を撃ち込み、攻撃する] [炎] [炎、破壊の化身となりて、数多の理を覆さん]
[「威力10+魔力」点の魔法ダメージを与える。抵抗失敗時、対象に接触しているキャラがいる場合、そのキャラに5点の炎属性ダメージを与える。このダメージは抵抗判定を伴わない。]
・用語の由来
セファ・ラ・ジール:セファー・ラジエール(Sefer Rasiel)。ラジエルがその豊富な知識で宇宙創成に関わる全ての秘密を書き記した1500の項目内容から成る書物。
セイラヴ:熾天使(セラフィム、Seraphim)の単数形、Seraph。天使の9階級の最上位。
ウリール:四大天使であり、「神の炎」を意味するウリエル(Uriel)。
バルディール:バルディエル(Bardiel)、第一エノク書にバラクエルの名前で現れる堕天使。「神の雷光」を意味する。またカトリックでは土曜に当てられている。
ミヒール:ミカエル(Michael)、「神に似たもの」を意味する大天使。太陽を象徴する。
アンゲラス:Angelsの綴りを改造してドイツ語読み。
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