テーマがそのままレインディアのものである。
要するに「魔法」について。
そして文体診断の結果が
文章評価
評価項目 評価とコメント
1 文章の読みやすさ B 読みやすい
2 文章の硬さ A 適切
3 文章の表現力 A とても表現力豊か
4 文章の個性 B 個性的
となっている。
そしてぶれない岡倉天心のワースト率。
我々は、我々の理解の範疇を超えた自体や常識を超えた事象に出くわすと、そのことを「魔法」という言葉で表す。たとえば、雷の語源「神が鳴る」も、この魔法に起因するものだ。このように、先人たちは生活の中で自然に触れ、その現象を魔法とみなし、言葉の礎としている。
現代では、先の時代で魔法とされた事象が解明され、魔法はそのなりを潜めつつある。だが、魔法は消えたわけではない。そこで、魔法とは具体的に何を指して使う言葉なのか、またどのような条件を満たしたとき、その事象が魔法と呼ぶに相応しくなるのか考えてみよう。先述の分に寄れば、「我々の理解を超える事物」を魔法と呼んでいるが、英語のmagicの原義からもわかるように、その本来の意味は「技術」である。そもそもmagicはギリシャ語マギケーに由来し、その原義は「マゴスの術」。マゴスとは古代メディア王国の神官の称である。つまり、古代以来の、超自然的な力を制御するための理論と実践の総称なのである。故に、魔法は我々の科学技術の延長上にあるものだと捉えることもできる。技術が進歩すると共に、現時点で我々が言っていた「超自然的な力」を制御することが出来るようになるからだ。
所で、我々は既に一つ、偉大な魔法を使っているとは考えられないだろうか。これがなければ、文字を読むこと、それを理解することができないからだ。その魔法を我々は、言葉と認識しているのだ。
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