国語表現のあれ。
あのせんせー、オープンオフィス無理です。
ということで、だれかやってほしいなあなんて思わなかったよ。望みなんて無かった。
3限時にがんばるからいいんだ……。
魔法と技術
我々は、我々の理解の範疇を超えた事態や
常識を超えた事象に出くわすと、そのことを
「魔法」という言葉で表す。たとえば、雷の
語源「神が鳴る」も、この魔法に起因するも
のだ。このように、先人たちは生活の中で自
然に触れ、その現象を魔法とみなし、言葉の
礎としている。現代では、先の時代で魔法と
された事象が解明され、魔法はその形を潜め
つつある。だが魔法は消えたわけではない。
そこで、魔法とは具体的に何を指して使う言
葉なのか、またどのような条件を満たしたと
き、その事象が魔法と呼ぶに相応しくなるの
か考えてみよう。
先述の分では、我々の理解や常識を超える
事物を魔法と呼んでいるが、英語のmagi
cの原義から、その本来の意味は技術である
ことがわかる。そもそもmagicはギリシャ
語マギケーに由来し、その原義はマゴスの術。
マゴスとは古代メディア王国の神官の称であ
る。つまり、古代以来の超自然的な力を制御
するための理論と実践の総称なのである。故
に、魔法は我々の科学技術の延長上にあるも
のだと捉えることができる。技術が進歩する
と共に、現時点で我々が言う超自然的な力を
制御することができるようになるからだ。
これからも科学は発展していくだろう。そ
の度に新たな技術が生まれ、また一つ魔法は
科学となっていく。だが一つ魔法が科学とな
れば、新たな魔法が生まれる。我々の身を取
り巻く魔法は、決して無くならないのだ。
[0回]
PR